ちゃんこの定義

ちゃんこの定義

昔アルバイトで生計を立てていたころ、ちゃんこ鍋専門店で働いていたことがあります。人間関係があまり合わずに3ヶ月程度でやめてしまいましたが、味は美味しいお店でした。

まかないはとても楽しみでしたが、とにかく店長と馬が合わずに苦労したアルバイトでした。まあそれはさておき。その頃から考えていたことがあります。

いったいちゃんこ鍋の定義ってなんなんだろう、ということです。ちゃんこ鍋専門店といいますが、ちゃんこ鍋とは何かということすら教えてもらっていませんでした。

現代は本当に便利な世の中になりましたね。ネットでちょちょいと検索すれば、ちゃんこ鍋がいったい何をさすのかすぐに調べることができます。

ちゃんことはそもそも、力士が食べる食事全般を指すのだそうです。つまり、鍋だけではなく力士が食べるものは煮物でも刺身でも「ちゃんこ」なんですね。

これは意外で驚きました。ということは、ちゃんこ鍋という名前は厳密にはおかしいのだな、と思いました。

力士の人や元力士が作る鍋ならちゃんこ鍋でいいでしょうが、一般人が作る鍋でちゃんこを名乗るのは、本来はおかしなことなのでしょう。ちゃんこ風、であれば問題ないのです。

それでもちゃんこ鍋というのがこれだけ世間に広まった以上、今更ちゃんこ鍋を撤回するわけにもいきません。では中身はどうするのか、ということになります。

何かに偏った具材にすると、それがちゃんこ鍋ということになってしまいます。ですから、寄せ鍋的な材料が一番波風立てずいいチョイスなんだろうと思います。

イメージとしては塩とか味噌、とんこつ風味のイメージが強いちゃんこ鍋。実際は色々な出汁をとって、具材の味を楽しみつつモリモリ食べられるようになっていますね。

力士にとってはたくさん食べることがまず一番です。その点鍋なら、色々な食材を一気に、しかもたくさんとることが出来ます。一番効率的な料理なのでしょう。

作るほうにとっても、一気にたくさん作れるのは鍋ぐらいなものです。しみじみ鍋の偉大さを思い知りますね。

夏の暑い時期でも、お相撲部屋ではやはりちゃんこ鍋を囲むのでしょうか。あれだけの巨漢が揃いも揃って鍋を食べている姿を想像すると、それだけで汗が出てきますね。

野菜をたくさん食べたいなというときは、ちゃんこ鍋オススメです。何を入れても基本的にOKなので、季節問わず楽しめるいい料理だと思います。

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毎日同じ席で

通勤に電車を使っており、途中で乗り換えをして目的地まで行っています。距離的には大したことはないのですが、山を挟んでぐるっと遠回りなので1時間ほどかかります。

ほぼ毎日同じ電車に乗るようにしているのですが、ほぼ毎日、同じ席に座って同じことをしている女性がいます。車両のちょうど真ん中の席に必ず座っているのです。

そしてニンテンドーDSを手に、パズルゲームをしているようなのです。イヤホンをせずにされているので、音が全部聞こえてくるような状態です。

普通なら迷惑なのですが、あまりにも毎日同じ席で同じ恰好で同じことをしているので、ちょっとした風景になってしまいました。恐らく少し障害をお持ちの方なのでしょう。

毎日であることを知らないおじさんがうるさいと注意をしても、まったく耳を貸しません。それどころか「うー!」と唸っておじさんを威嚇するほどです。

大人に「うー!」と威嚇されることはあまりないですよね。おじさんもタジタジになっていました。

それが日常であることを知らない人たちは驚いていますが、同じ車両にのる人は大抵常連?というか、毎日顔を合わせる人たちなのでその状況を飲み込んでいます。

誰ひとり話しかけることはしませんが、誰ひとり迷惑だという人も今更いません。考えるととても不思議な光景です。今日もゲームの音が電車に響いていました。

ゲームは手馴れたもので、ポンポンとリズミカルにクリアしているように聞こえます。

たまにミスをするようで、急に地団駄を踏んだりします。なにごとか、と最初はびっくりしていましたが、ゲームでミスをするとそうなるんだとわかると安心しました。

また、うまくいって今までの記録を塗り替えたりすると「きゃー!」と喜びます。それも最初はかなり驚きました。電車中に響き渡る大声で叫んでしまうからです。

それでも記録を更新したから叫んでいるんだ、となんとなくみんながわかるようになると、いつの間にか拍手が起きるようになっていました。

変な感じですが、みんながその女性を見守っているのがなんとなくわかります。最近は他のゲームもやるようになってきたらしく、音の数も増えてきました。

確かに迷惑ではないとは言えないのですが、若干楽しんでいる部分もあります。たまに乗っていないと、少しさみしい気持ちになったりします。